2012/11/28

山下智久・ルート66~たった一人のアメリカ~


私は家族公認の無類のアメリカ好きです。海外旅行は基本的にアメリカなんです。5年前には家族を置いて3週間アメリカ一人旅。出張もアメリカ。誰がなんと言おうとアメリカ大好き。しかたないじゃん、好きなんだもん。
そんなわけで、テレビでもその手の番組をチェックしてはビデオに録り、ニマニマして見てるわけなんですが、この番組やってたのは知らなかった。地上波は情報多すぎてあまりチェックしてないんですね。。
DVDになったあとに発見して買おうかどうしようか迷ってたんですが、最近何を血迷ったか買ってしまいました。チマヨ。Chimayo。ああ、チマヨにはサンタフェ行った時に行きたかった。
ま、そういうわけでこれはあのジャニーズであしたのジョーな山Pが単独(つってもスタッフ付きですけどね)でルート66を走破したドキュメンタリー。日テレで今年の頭から深夜にやってたようです。
ルート66は一度は走破してみたいなぁと思ってます。LAからサンタフェまでは何度か行ったことがある。その先も楽しいところ多そうなのでぜひ行きたいなぁって思ってるんです。
山Pはシカゴから入って、西へ西へとLAまで。途中、テキサスでカウボーイ修行したり、バイカーにグランドキャニオン連れて行ってもらったり、モニュメントバレーのホーガンに泊めてもらったりと羨ましい限り。単純に楽しそう。
運転は基本ほんとに一人でやってた風。車載カメラでずっと撮ってた。スタッフさんもたぶん二人か三人くらいじゃないのかな。英語も流暢。良い英語。エラソーだなオレ。いや、うまいかと言われると?マークはつくけど、でも、言葉選びとかうまいし、私よりは全然イケてる。なんか、自然体って言ったら逆に安っぽくなっちゃうかもしれないけど、すごく好感持ちました。
特典のビデオダイアリーとか面白かったし、結構ホントに演出なしなのかなぁなんて思いました。さすがにモニュメントバレーのホーガン宿泊は仕込みかなぁと思ったけど。
いずれにしてもAmazonから夕方届いて本編4枚6時間を一気に見ちゃいましたよ。面白くて。特典も昨日見て。セリグマン、オートマン、サンタフェ、モニュメントバレーあたり入ったことあるのでほんと懐かしい。オートマン、通っただけなので、少し立ち寄ればよかったな。
ちなみに、セントルイスでベテランズデーだったらしいので日付調べたら、ちょうど去年、両親連れて行ってた時期とかぶってる。1週間違い。1週間遅かったらセリグマンあたりで遭遇してたかも?
近いうちにぜひ行きますからよろしく。>誰に?w


2012/11/25

一億総ツッコミ時代 / 槙田雄司

 

先日、嫁がTwitterでリツイートしていたオードリー若林のこんな記事。

http://numbers2007.blog123.fc2.com/blog-entry-2026.html

この記事自体もすごく面白くて、若林ってこんな事考えてんだ、同じだな、って思ったわけですが、そんな若林がすごく共感を受けたという本がこの「一億総ツッコミ時代」。ただそれだけなら読まなかったかもしれないけど、書いたのがあのマキタスポーツこと槙田雄司ということでがぜん興味が湧いた。いや、別に好きでも嫌いでもないんですけど、なんだか気になる人であったことは確か。漫談日本一で見て以来ね。

で、いまどきなのでKindle、Google Playを探してみたものの見つからないので仕方なくAmazonで購入。昨日届きました。

さっそく読んでみたけど、すごく共感するところが多かった。まさにこの数年、いや10年近くかなぁ。いろんな面でぼんやり感じていたことをスパっと言い切ってくれたようなところがあって。この本に共感持てる人なら仲良くなれそうです。w

特に、「浮動層」って言葉使って説明してるひとびとについてのこととか、「ベタ」への回帰、「理不尽」を受け入れるなどなど、普段思っていることをことごとくうまく説明してくれてて読んでて気持ちよかった。

「浮動層」についてはこの本のタイトルになってるツッコミ文化のところなのでぜひ読んでみて欲しい。

「ベタ」については、最近自分も「ベタ」なイベントとか「ベタ」なものの中に面白さを見つけるのが楽しいなと思い始めてた。歳のせいかなとも思ったけど、なんだか「ベタ」だからと思って避けること自体、かっこ悪くて、そしてもったいないなと最近思えるようになってきた。

「理不尽」なことを受け入れることが最近は少なくなってきてるってことも書いてあるけど、これ、私の子供への教育方針として、理不尽なことがあるということを小さい時から理解させるっていうのはとっても大切だと思ってる。なので、心は痛むが子供に対しても理不尽な振る舞いをすることが多々ある。世の中、自分の思い通りにならない事のほうが多いんだから。

あと一番いいなと思ったのは「いい/悪い」ではなく「好き/嫌い」で語ろうということ。これは私も意識的に普段からやっている。このブログでもたぶんレビューなんかで「いい/悪い」と書いてるより「好き/嫌い」と書くほうが圧倒的に多いと思う。(はず。。。自信はない。w) これって、本の中では「好き/嫌い」と書いたほうが自分をむき出しにするので怖いことと書いてあるけど、逆に私はそのほうが気楽なんです。「いい/悪い」ってすごく断言的で、客観的(風)なんです。異論の余地が挟めない。「好き/嫌い」は主観なのであなたはそうかもしれないけど私は違うという異論が挟める。特に音楽、映画なんかについて書くことの多いブログやツイッターなんかは特にそういった表現に気をつけたいなって思う。だって、自分の思ったことが他人と同じだってことの方が不自然なんだから。マキタスポーツとはちょっと違った観点から「好き/嫌い」を使ってるわけだけど、根っこは同じなのかなとは思ってます。

ま、そんなことがいろいろ書いてあるのでぜひ評論家気取りの人は読んでみるといいと思いますよ。いろいろ考えさせられることがあると思うので。あー、評論家気取りの人はきっと自分のことだと思わずに本も読まずにきっと評論してしまうんでしょうけどね。:-P



2012/11/23

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q を見た

ビデオでいいやと思ってたんだけど、息子がハマり、嫁も見てきたというんで、なんだか悔しいので娘と息子(2回目)連れてみてきました。

エヴァって、TV版は昔前職の先輩にビデオ借りて見た。もう10年くらいまえかなぁ。なのであんまり覚えてない。最近息子がハマったのでDVD借りてきてたのを一緒に見てたんだけど途中で寝てた。くらいな、とっても不真面目なスタンスです。嫌いじゃないけどすごく好きでもない、そんな感じ。だけど、なんだか話題に乗れないのも悔しいので、悔しい仲間の娘に一緒に行くかと聞いたところ、行くというので、もう一度行きたいと言ってる息子を引き連れて朝の海老名まで見に行ってきた。

一応、息子のためにTV放映の序と破は録ってあったので、昨日一昨日と予習。うーん、いろいろ点だったのが結ばれてとりあえずつながってきた。息子も嫁もわけがわかんないと言ってたので、これでなんとかついていけるだろうか。

朝の海老名は子供が多い。もう少し中高生~20、30代が多いのかなぁとも思ったけど、そうでもない。小学生らしき子供が意外に多い。エヴァの人気がよく分かる。ただ、2週目だし郊外で朝一なので6~7割ってところかな。

内容はネタバレ恐いのであんまり言いませんが、なんか前2作よりも絶望的な感じですね。そして圧倒される感じ。終わったあとに感想がなんだかすげーって意外出なかった。なんかすげーと。

見に行く予定がなかったので息子に教えてもらっていたのと、訳がわからないというので構えて見たのが功を奏してか、そんなにわけがわからないという印象もなかったけど、でも、わけがわからないというのもよく分かる。

しかし、このエヴァというアニメはなんだかすごいね。わざとなのかどうかは知らないけど、宗教、特にキリスト教的な世界観というか、そういうのがすごすぎて、少し引いてしまいそうになる時がある。狙ってるのか狙ってないのかわかんないけど。ああいう世界観って、欧米で受けそうだなっていうのはなんとなくわかる。まぁ、使徒って使ってることやアダムとイブ的なところからして、聖書をモチーフにしてるんだろうけど。

あと、狙ってんだか狙ってないんだかわかんないけど、突然天使の輪が出てきたり、使徒がなんだかキュートだったり、ああノリも結構好きかなぁ。まぁ、いまさらですけどね。すみませんニワカで。

ちなみに、たぶん、今作から見ようって思ってる人は前2作は見ておいたほうがいいんじゃないかなぁって思います。あんまりこういう言い方するのは好きじゃないけど、見てないとわけの分からなさが輪をかけてわけわかんないんじゃないかと思ってします。

YouTubeの解説動画なんか見ておいてもいいんじゃないかな。そもそもよくわかんないので。

ま、いずれにしても面白かったですよ。Finalもぜひ見たいです。

 



2012/11/18

The Jon Spencer Blues Explosion & Guitar Wolf @ 下北沢シェルター

奇跡のジョンスペ&ギターウルフ、シェルター公演に行ってきましたよー。明日の日曜の夜、子供もいるので、リキッドは嫁だけってことになってたんで、シェルター公演に行けることになってほんとによかった。しかもジョンスペをシェルターで見ることができるなんてね。しかもギターウルフと一緒なんてね。

さて、今日の下北はひどい雨。ひどい雨の中、貴重なチケットをゲットして集まった猛者たちが集まるシェルターに入ると、すでに人がわんさか溢れてて、奥のTシャツ売り場にもいけない状態。まぁ、そんなに慌てずに一番後ろに陣取って聴いてました。

先にギターウルフ。ホント久しぶり。たぶん、2004年のFACTORYの収録で見て以来かな。ビリーが亡くなって、新しいベースになってからは初めて。雰囲気変わるかなぁとも思ったんだけど、オープニングの仁義無き戦い&ビール一気飲みは健在。まだやってるんだねー。曲は知らない曲が多かったけど、それでも、「オールナイトでぶっ飛ばせ」とか「ジェットジェネレーション」なんかは覚えてたんでよかったです。まぁ、ギターウルフ、曲知らなくても楽しいですけどね。後半では観客にギター引かせるのも定番。途中、ラッセルが入り口から現れて、満員御礼状態に「Oh!」っと行って戻って行きました。

そんでジョンスペ。オープニングは「Chicken Dog」。いつもやる定番ですね。つかみはバッチリ。最近のツアーをYouTubeなんかで見て、老けたなぁーって思ってたんですけど、ジュダも髭そってたし、ジョンもずいぶん若くなったように見えて、10年前くらいを取り戻してる感じしました。

んで、次は新作から。曲は失念。そして「Dang」。これも定番。そして新作から「Black Mold」。もうこの時点で盛り上がりはMAX。うまく新旧取り混ぜたセットリストで盛り上げていきますねー。

前半はわりと新作からの曲が多い感じで、でも、古い曲と混じってもカッコいいんですね。ホント、今回のアルバムは聴けば聴くほどカッコいい。暑苦しいようで、すごくクール。そんなジョンスペがほんとに戻ってきたなぁって印象です。

後半になると、「2 Kindsa Love」とか「Sweat」とか「Blues X Men」とか、もうメドレー状態。それにたまに新作の曲も交えて。1時間弱でしたが、あっという間でしたね。

アンコールではギターウルフコールのあとにセイジを呼んできての競演。「Bellbottoms」。もう最高ですわ。カッコいい。

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公演後はラッセルが観客席にいつの間にか降りてきて目の前にいてびっくり。そうこうしていると、ステージのジュダの前には女性の列が。w シェルターならではかもしれないですねー。

そうそう、あと、今回、ハリケーンサンディと東日本震災の復興チャリティーTシャツを限定で売ってたんですけど、買えなかったー。残念。カッコいいTシャツだったんだけどねー。ホント残念です。

今回シェルターってことで、ホントに小さいライブハウスで見ることができて、観客との一体感とか、雰囲気とか、ジョンスペクラスだともうなかなか体験することができない貴重なライブでした。明日はリキッド。明後日の大阪Museってとこはシェルターに負けず劣らず小さなところらしいですね。行く方は楽しんできてくださいね!



2012/11/07

Yo La Tengo @ ラフォーレミュージアム六本木

「Yo La Tengo温泉」って誰かがTwitterで言ってたけど、そんなゆる~いYo La Tengoのライブに行ってきました。

場所はラフォーレミュージアム六本木。どこよ?って感じで、いきなり駅の中で迷子になりそうだったんですが、無事到着したその会場はパイプ椅子がずらっと並んだセミナー形式。

そう、今回のライブ、Yo La Tengoの面々が観客からの質問に答えながら曲を演奏していくという、そんな変わった進め方。座席でゆったりと見たって言えば、ボストン時代のベルセバのライブを思い出します。「照明消さないで~」でしたからね。。。

メンバーが登場してきてまずは1曲。アコースティックセットです。その後に三人のコスプレ風な通訳が出てきて、観客からの質問を募集。それに答えつつ、話題に近い曲をやるという、そんなゆる~い構成。1曲か2曲ごとに照明がつき、通訳が登場して、質問に答えて、また演奏してってのがずーっと続きました。

演奏した曲は、カバーが多かったですね。CDにもなっているSun LaのNuclear Warや、Kinks、Monkeysなど。んで、新作から3曲くらい。来年発売の新作はTortoiseのJohn McEntireと一緒にやってるらしい。あと、ジェームスのバンド、Dumpの曲もやってましたよー。

んで、ラストにSugercube。これ、一番好きな曲。ブワッと鳥肌立った。他の曲、正直全然わからなかったので(というか曲名、あんまりしらない。もう一つ好きなのはBlue line swinger。それくらい)嬉しかった。

アンコールも3曲。途中で、楽器を持ち替えたり、いろいろサービス満点なライブでした。

Yo La Tengoって今回で5回目くらいになるんだけど、いつもリラックスしてて良い感じ。ほのぼのしたライブで、いつもなら轟音が入ったりとかもするんだけど、今回はあんまりなし。それでもセミアコギターでギュンギュンノイズ入れてたりして、結構カッコいいところも出てた。

ちなみに、Q&Aはこんな感じ。(順不同&かなり適当。質問と回答が違うところの可能性も。w I:アイラ、G:ジョージア、J:ジェームス)

Q. ハリケーンは大変でした?

A. Hobokenは大変だったけど他はもっと大変だったよ、今は水も引いたし、電気も通ったんで一安心。(G)

Q. 大好きです。プレゼント持って来ました。(手作りバッグ)

A. ありがとう。ジョージア、もらっときな。(I)

Q. 彼氏も私もバンドやってんですけど、夫婦仲良く音楽続けていくコツは?

A. ジェームスを見つけることだね。(I)

Q. Sun LaのNuclear Warのカバーを911直後にリリースして、感動しました!

A. ありがと。・・・(I)

Q. 日本が大好きみたいですが、どんなバンドが好きですか?

A. こないだボアダムズのEYEにリミックスしてもらったよ。リミックスしてもらうとうれしいよね。(I)
日本で買ったレコードは、はっぴいえんど、不失者、非常階段、Salyuだよ。(J)

Q. 去年チャリティーでサイトで販売してた音源をダウンロードしたんですが、解凍に失敗して聴けませんでした。どんな曲でしたか?もうリリースしないんですか?

A. え?俺たち?違うバンドじゃない?w (I)
もしかしたら、だいたい毎年やってる、Maxwell'sでのハヌカイベントの音源かなぁ。あれって、8日間やるんだけど毎日別のチャリティー団体のためにやってて、それを売ってたのかもしれない。(G)

Q. 「Season of the Shark」が一番好きなんですけど、どういうシチュエーションで思いついたの?

A. これも911のあとに作ったんだけど、昔は海水浴に行くとジョーズがでてくる~って怖がってたんだよね。でも、911のあとは誰もそんなことは言わなくなった。恐怖の概念が変わっちゃったんだね。それでそんな歌を作ったんだよ。

Q. ジョージアが前に大林宣彦監督の「ハウス」のTシャツを来てたんだけど、好きなんですか?

A. 友達が私が「ハウス」を好きなの知っててプレゼントしてくれたんだよ。(G)

(質問した人) よかったー。「ハウス」企画した人がいるんで、悪い感想どうしようかと。(来てたそうです)

Q. 影響を受けたバンドは?もしくはこいつら知らねーだろっていうすごいバンドいますか?

A. 影響を受けたのは簡単に言えないけど、いつもMaxwell'sで一緒にやってるAntietam(だと思う。間違ってるかも)は最高だよ。NYでもあんまり知ってる人いないけどね。(I)
影響を受けたバンドって思いつかないけど、Back C.C.sってバンドは、元々日本から来たのかな、ステキだよ。(G)
Minutemen。ギターの人おっきいでしょ。僕もおっきい。だから自信持てたんだよ。(J)

Q. 新作はJohn McEntireとやってるって噂は本当ですか?どういうきっかけで?

A. 本当だよ。昔ツアーで小さいバンで周った頃からの付き合いだからね。今まで一緒にやってなかったほうが不思議だよ。(I)

Q. いつもライブで楽器持ち替えた曲をするのはどうしてですか?

A. 楽しからさ。仕事と楽しみの区別ってあんまりないから、楽器持ち替えてどんだけダメなんだよって思うのも楽しいのさ。

ちなみにアイラおすすめのAntietamはこれだったと思います。Tara Keyって人は聞いたことある。
http://en.wikipedia.org/wiki/Antietam_(band)

そんなこんなであっという間の2時間超。1時間くらいかなぁと思ってただけにびっくり。小山田圭吾やヨシミちゃん(質問してたって噂)も来てたらしいですよ。

Sugarcubeのロックスクールヨラテンゴ。

 

ジョージアおすすめのBack C.C.s。

 

アイラおすすめのAntietam。

注:ジェームスの影響受けたバンド、ジョージアのお勧めバンドBack C.C.s、ダウンロード音源の話を更新。11/7