2015/12/19

Yo La Tengo @ 渋谷O-EAST

世間はスター・ウォーズで盛り上がってますが、私は1年半振りのYo La Tengoに行ってきました。Yo La Tengoの最近の来日はいつも場所が変わりますね。前回は六本木のEXシアターとリキッドで、その前は六本木のラフォーレミュージアム。そして今回は前日の追加公演が渋谷WWWで今日がO-EAST。O-EASTは実は初めて。O-nestは言ったことあるんですけどね。

チケット買ってたものの、新作もあまり聴いてなかったし、そんなに情報も入れてなかったんですけど、前日くらいからTwitterとか見ながら、アコースティックの2セットということを知りました。最近のYo La Tengoは前回のLoud & Quietとか、だんだんセットリストが長くなってきてますね。Weenみたい。w あと、今回の目玉はデイブ・シュラムという初期メンバーがツアーに参加してること。新作にも参加してたみたいだし、そこが今までとちょっと違うところですね。いつもいろいろ趣向が違うので楽しみです。



さて、ソールドアウトということもあって、さすが混んでますね。外国人も多いなぁという印象。ステージ上には新作のジャケットアートも含む多くの絵が飾ってありました。

アコースティックセットということもあって、アイラはアコギ、ジョージアもスタンディングスタイルでミニマムなドラムセット。ジェームスはウッドベースですね。そして、デイブだけはエレキギターで参加。この構成が実に心地よい。今回はラウドなキホ的にはノイズセットは封印されていたので、そこが若干残念だったけど、それでも優しいボーカルと繊細なメロディがすごく調和が取れてて、だからこそ、その中でデイブのエレキの音の良さも際立ってくる感じがしました。かといって、終始スタンダードなアコースティックな雰囲気というわけでもなく、サイケデリックさも滲み出ていて、「静かなる狂気」的なところがあるのもさすがYo La Tengo。

セットは1部と2部が約1時間ずつくらい、その後3曲、1曲の2度のアンコールがありました。その後グッズ買った人にはサイン会。最近この手のサイン会が多いのかな?なんとなく。ニコニコしてるメンバーを見ていると、以前ボストンのMiddle Eastで群衆の上から物販やってる長机のところに登場してきたアイラを思い出しました。この人はいつもファンと接していたいんだなぁと。

セットリストはいくつかわかんないところがあったんで、知ってる人教えて下さい。

Set.1

  1. Here Comes My Baby 
  2. Automatic Doom
  3. Rickety
  4. My Heart's Not In It
  5. ?
  6. I Can Feel The Ice Melting
  7. ?
  8. The Ballad Of Red Buckets
  9. Friday I'm In Love
  10. Corona
  11. Autumn Sweater

Set.2
  1. Somebody's In Love
  2. Awhileaway
  3. All Your Secrets
  4. Butchie's Tune
  5. Bottled Up
  6. Today Is The Day
  7. Pass The Hatchet, I Think I'm Goodkind
  8. Can't Forget
  9. Tom Courtenay
  10. Griselda
  11. Ohm
  12. Our Way To Fall
Encore.1
  1. The Story Of Yo La Tengo
  2. You Tore Me Down
  3. Take Care
Encore.2
  1. I'm Your Puppet

2015/11/14

ミケランジェロ・プロジェクト を見た - オッサン頑張るね

ミケランジェロ・プロジェクト [Blu-ray]

第2次世界大戦中にナチス・ドイツがミケランジェロをはじめとする美術品を強奪していたのを奪還すべく集められたオッサン達の話。ジョージ・クルーニーが監督だそうです。

ジョージ・クルーニーを始め、マット・デイモン、ビル・マーレイ、ジョン・グッドマン、ケイト・ブランシェットなど錚々たるメンツのわりに地味と評判の本作品。確かに戦争映画だけどアクションシーンはそんなにないし、コメディっぽいけどそんなにコメディっぽくもない。がっかりした方も多いようですが、オッサン達が一致団結して美術品を奪還しようとする様は見てて楽しかったです。

中でも、あんまり話題になってないですが、ボブ・バラバンが演じてたオッサンがいい味出してましたね。なんだか素っ頓狂な感じなんだけど、結構いい仕事してたりして。

しかし、あんまり邦題について言いたくはないんだけど、この映画も原題は「The Monument Men」。邦題は「ミケランジェロ・プロジェクト」。なんだか安っぽくなってるなぁと思いました。「モニュメントメン」の方がカッコいいじゃんと思うんですけどねぇ。話の内容はミケランジェロだけじゃないし。う〜ん。。。

まぁ、あんまりドンパチとか激しいアクションとか盛り上がりを期待している人には薦めません。w

そういえば、マット・デイモンがフランス語を話してる時にどこで習ったんだ?って言われてモントリオールって言ったら、「カナダのフランス語か、の〜うぇ〜い」ッて感じで笑われてたんだけど、カナダのフランス語って笑うとこなんですね。知らなかった。

2015/11/13

マイインターン を見た - ほっこりほっこり

The Intern / マイ・インターン (Blu-ray + DVD + ULTRAVIOLET) [ 北米版]

最近ずいぶんさぼってましたね。映画も一時期は見てなかったんですけど、最近また少しずつ見始めたのでとりあえず棚卸し。一番最近見たのはこの「マイインターン」です。

ネットショッピングサイトのCEOであるアン・ハサウェイのところにシルバー人材としてインターンでやってきたロバート・デ・ニーロのお話。

いろいろネットでもレビュー見ましたけど、悪い人が出てこないってのはホントそうだなぁと思いました。ひさしぶりにほっこりした映画を見ましたね。結構好評みたいですけど、わかります。

アン・ハサウェイってあまり意識したことなかったんですけどキレイですねぇ。この映画見て好きになりました。ロバート・デ・ニーロはカワイイ爺さん。マバタキとハンカチがポイントですね。

あと、わりとポイントとなるサブとして、「New Normal」のブライアン役のアンドリュー・ラネルズと「モダン・ファミリー」のジョーのベビーシッター役のアダム・ディバインがいい感じですね。

2015/05/18

ノア 約束の舟 を見た

ノア 約束の舟 [Blu-ray]

公開時にもちょっと気になってたんだけど結局見ることができなかったので最近WOWOWで見た。ラッセル・クロウやエマ・ワトソンが出てます。

お話は有名ですね。あのノアの方舟の話です。聖書の知識とか少し知ってると面白いと思いますけど、どうなんでしょうね。私は何年か前にちょっと興味があったので聖書の解説書をちょっとだけ読んだことがありました。あまり覚えてはなかったけど、ストーリーの解釈に少しは役に立ったような気がします。まぁそんなに難しい話ではないですけどね。

一番の見所は泥の巨人がバッタバッタと人間をけちらしていくところ。すげーなと。見てて清々しい。

インターンシップ を見た

インターンシップ [Blu-ray]

これ、Google Playクーポンでなにか面白いのないかなぁと探してた時に見つけてたやつ。オーウェン・ウィルソンがGoogleにインターンで入るって話と聞いて、そりゃ見なきゃねって。こんなのやってたの知らなかった。ちなみにGoogle Playでよくやるんだけど、何も考えずに吹き替え版を買っちゃった。まぁ、コメディなんでいいんだけどね。

ストーリーは、セールスマンをやってたヴィンス・ヴォーンとオーウェン・ウィルソンが職を失って、Googleにインターンで入って奮闘するという話。もちろん彼らはITのことなんて何にもわかんないんでいろいろおもしろいことが起きますよーと。

ロケは実際のGoogleのキャンパスで行われてて、見ててすごく楽しい。Googleのプロモーションにもなってそうだけど、お金は払ってないとか?

あと、結構いろんな人がちょい役で出てる。ウィル・ファレルもそうだし、モダン・ファミリーでフィルのライバルセールスマンやってるロブ・リッグルとか、スティーブ・ジョブズでウォズ役だったジョシュ・ギャッドとか。ビッグバン★セオリーにも出てたジョッシュ・ブレナーなんかも出てるしね。

IT系とかGoogleが好きな人は楽しんで見れるお話ではないかな。

2015/05/09

アンダー・ザ・スキン 種の補食 を見た

アンダー・ザ・スキン 種の捕食 [Blu-ray]

GWのGoogle Playクーポンで持ってるGoogleアカウント分の映画をとりあえず買って見てるわけなんですけどね。今日はこれ。

スカーレット・ヨハンソンが出てるんで見てみたんだけど、ずいぶん不思議な映画です。スカーレット・ヨハンソンが演じる宇宙人?だかなんだかがつぎつぎに男を補食?していくんですけどね。極端に台詞が少ないし、結局何が言いたいんだかよくわかんなかったです。。。。。^^;

ただ、舞台はスコットランドみたいなんですけど、その風景はいいですね。行ってみたいなぁ。

あと、スカーレット・ヨハンソンが思いっきり脱いでくれてますけど、彼女ってあんまりスタイル良くないですね。でも、無表情なスカーレット・ヨハンソン見てると神秘的でいいなぁ。

そんなとこかな、思ったところは。w

2015/05/06

Facebookで大逆転を見た

Facebookで大逆転 [DVD]

この笑顔ですよ。w これも単館で見ることができなかったやつです。連休の締めに。

原題は「Friended to death」。主人公は、まぁ、最初からずっとバカないや〜なやつですね。Facebookでやたら投稿して、フレンドの数を自慢してるけど周りに嫌われてる奴。そんな彼がホントの友達を確かめるべく死んだふりするわけです。Facebook上で。

Facebookの他にもTwitterやFour Squareなんかも出てきます。ソーシャルメディアバンザイ。w

ストーリーは、たぶん予想がつくとおりです。なんだけど、こういうバカバカしい映画ってたまに見たくなりますね。短いし、暇つぶしにはおすすめ。

ちなみにストーカー女で出てくる人は監督さんみたいですね。

2015/05/05

イフ・アイ・ステイを見た

イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所(初回生産限定) [Blu-ray]

Google PlayでGW無料クーポン使ってこれ見ました。クロエ・グレース・モレッツが出てるってのと、彼氏がMERGEと契約するって話なんで悪くないかなと思いまして。

クロエちゃんは、パンクロッカーのパパとおっかけ?のママの完全パンクな家に生まれたにも関わらず、同じ音楽でもクラシックでチェロ奏者になるんですね。で、学校でこれまたパンクな彼氏に出会って〜、というお話。

ストーリーそのものよりもワタシ的にはやっぱりディテールが面白かったですけどね。彼氏がMERGEと契約するってのもそうだし、弟は10歳くらい?にもかかわらずイギーポップ好きですからねぇ。音楽もインディーっぽく、彼氏のバンドもスーパーチャンクみたいな曲をやってたりね。そういう雰囲気がいいですね。舞台がポートランドってのもインディーっぽいですねぇ。

2015/05/02

ブラックハッカーを見た

ブラック・ハッカー ブルーレイ&DVDセット(初回生産限定/2枚組) [Blu-ray]

GWは子供がそれぞれ予定があるのでなんだかんだ言って映画見ることぐらいしかないですねぇ。というわけで今日も映画見てました。「ブラック・ハッカー」です。もともと単館上映だったので見てなかったんですね。

主演はイライジャ・ウッド。イライジャ・ウッドはある女優さんの追っかけブログをやっていて、新作映画のプロモーションで一緒にディナーができるってな話になってるんですけど、ホテルで待ってる間にPCをハッキングされて・・・・というストーリーです。

基本的に、終始スクリーンが彼のPCのモニターなんですね。そこにいろんなところのカメラの映像が映し出され、もちろん彼の様子も出てくる。確かに斬新な手法ではあるけれども、違和感はそんなにないです。

最後はそう来たかというどんでん返しも幾つかあり、息をつかせないというと言い過ぎだけど、でもなかなかおもしろい映画です。

まぁ、「セッション」じゃないですけど、職業柄、突っ込みどころはもちろん多いです。でも、それを指摘しても始まらないし、このテの映画はどうしてもそのあたりの詰めは甘くなりますからね。そういうところはスルーしてみるのがいいんじゃないでしょうか。

って、このブログを書きながら、このPCがハッキングされたらと思うとちょっとぞっとしそうな、そんな映画です。

俺たちスーパーマジシャンを見た

俺たちスーパーマジシャン [Blu-ray]

昨夜はこれ。「俺たちスーパーマジシャン」を見ました。原題は「An Incredible Burt Wonderstone」。例によってずいぶん邦題変えちゃいましたね。というか、ウィル・ファレルなら「俺たち」シリーズも分かるんですけど、これはどうなんですかね。この手のコメディはみんな「俺たち」シリーズでいいやってなってんでしょうか。投げやりな感じですね。w

主演は「40歳の童貞男」のスティーブ・カレル。そしてマジシャンの相棒が「ボードウォーク・エンパイア」のスティーブ・ブシェミ。ダブルスティーブ。そして、ライバルのマジシャンもどきの今どきマジシャンがジム・キャリー。結構キャスティングは豪華です。

ブシェミは「ボードウォーク・エンパイア」くらいでしか見たことないので、こういうコメディ映画にメインで出ているのは新鮮。髪の毛サラサラな感じなので「ボードウォーク〜」よりかなり若く見えますね。

ラスベガスってあの手のマジシャンがいっぱいショーやってて、ただ、そういうのも最近では年寄りか子供にしか受けないのかなぁ。そういう苦悩みたいなのが見え隠れしててコメディながらちょっと悲しい。ジム・キャリーが演じるキワモノマジシャンがウケてるのも今どきっぽくて、そこに対する皮肉が最後のところに出てるのかなぁとも思ったり。

あと、紅一点のオリビア・ワイルドって、「The OC」とかにも出てましたけど、なんだか透き通った青い目が怖くていいですね。



2015/05/01

龍三と七人の子分たちを見た

【チラシ付映画パンフレット】 『龍三と七人の子分たち』 監督:北野武.出演:藤竜也.近藤正臣.中尾彬

今日は休みをもらってこれ見てきました。「龍三と七人の子分たち」を見てきました。今回、二子玉川ライズにできたての109シネマズまではるばる行ってきました。いいですねぇ、新しいところは綺麗で。東京は洒落てますねぇ。

北野映画ってあんまり見たことないんですけどね。面白かったですよ。今回、初のR無指定だったらしいですね。確かに激しい暴力描写とかないですしね。

まぁ、CMどおりのジジイが活躍する映画です。藤竜也いいですね。近藤正臣もカッコいい。中尾彬いじられすぎ。中尾彬があんなにイジられてるのって今まで見たことない。w

元ヤクザがまた組作って暴れるってお話なんですけどね。なんだかね、ジジイの古臭い世代ギャップが哀愁漂っていてカワイイんですね。なんとも。

北野映画で「アウトレイジ」とか好きな人は物足りないかもしれないですね。そんなにひねりもないし、見やすい映画だと思います。若い人にもどうかなぁ。ヤクザ映画とか見てたり、そういう世界観を知っていて、ギャップの哀愁を感じ取ることのできる人にはおすすめできると思いますよ。

2015/04/19

セッション!を見た【ネタバレ少々】

WHIPLASH

シビレました!この映画のラスト。

もともと「glee」のマーリーちゃんことメリッサ・ブノワがでてるので興味あったんですね。でも、来週、たけしの爺さん映画も公開されるし、ここんとこ結構映画見てたのでどうしようかなぁと迷ってたんですけどね。

ただ、界隈で結構話題になってるというので、ネタバレもあるだろうし早く見てそっちを読んでみたいなって思ってたので行ってきたんです。

界隈で話題になっているというのは、菊地成孔さんのブログ町田智浩さんのブログですね。リンクは下。ネタバレたくさんなので、嫌な人は見てから読むといいです。

http://www.kikuchinaruyoshi.net/2015/04/08/%E3%82%BB%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-%E6%AD%A3%E8%A6%8F%E5%AE%8C%E6%88%90%E7%A8%BF/

http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20150417

ジャズド素人の私はどちらかというと町山さんのブログの最後に出てくる、ラストいいじゃん!って人です。何も考えてないといえば考えてない。w

私個人の話をすれば、そもそも楽器できないし、音楽は、ロック系は幅広く聴くけど、ジャズとかクラシックはほとんどわからない素人だし、ただ、ドラムの音は好きなので、ジャズドラマーがテーマのこの映画はすごく気に入りました。

確かに、フレッチャー先生は強烈ですけどね。まぁ、そのあたりはエンタメとして受け入れればいいんじゃないですかね、素人は。ジャズに詳しい人やジャズ界の人にとってはたぶん菊地成孔さんと同じ感想を持つ人がたくさんいるのでしょう。ただ、だからといって映画としてクソだとは思わないし、自分で見て、自分が思った感覚に自信を持てばいいんじゃないかなぁと思いますよ。一番クソなのは自分で見ることもせず、そのようなレビューだけ見て知ったようなことをいう人ですね。それが一番悪い。

ということで、メリッサちゃん見たくて見に行った私にとっては、出番が少なく、その役にほとんど意味がなかったことにがっかりした以外は、最後まで息をつくところもなく、すごく楽しい映画でしたよ。星5つ上げていいです。終わった瞬間スタンディングオベーションしたくなりました。

2015/04/18

一斉検査に行ってきた



今日は銃の一斉検査に行ってきました。場所は警察署。9時からだったけど混雑を避けて10時過ぎに警察へ。

持っていくものは、一斉検査の通知、所持許可証、使用状況の証明できるもの、保管状況の資料など。保管状況については写真などと書いてあったので、今朝あわてて撮って印刷しておいた。使用状況については火薬の譲受証と帳簿を持参。

警察署に着いたら受付で名前を言い、安全協会の会費を払う。その後、銃を組み立てて銃の検査をし、面接したら終了。全部で15〜20分位。銃の検査台は2つ、面接官は3人いたけど、それぞれ1分ほど待っただけ。スムーズでした。

面接ではいろいろ出せと言われると思いましたが、いろいろチェック項目について聞かれただけで、結局写真等は出番もないまま。管轄や面接官によるのかもしれませんが、わりと簡単に終わりました。

ということで、今年はまだ一度も撃ててないけど、今月末は最初の大会なので楽しんできたいと思います。

2015/04/12

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)を見た

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) [Blu-ray]

バードマンを見てきました。アカデミー賞作ですからね。アカデミー賞らしい映画です。面白かった。私がアカデミー会員でも、「6才のぼくが大人になるまで」や「アメリカンスナイパー」ではなくこの映画を推したいです。それくらい面白かった。

お話は、昔バードマンというヒーロー物の映画でブレイクした俳優がブロードウェイで再起をかける的な話。1992年というのがマイケル・キートンがバットマンを演じた最後の年というところが彼とかぶっちゃうわけですね。

話も面白いのですが、撮影手法がすごく面白い。とにかく1シーンが長い。とにかく途切れない。1ショットで数分というのが当たり前で、それゆえに臨場感が半端なく、映画であるのにそれ自体が演劇を見ているような、そんな感じになってくる。

また、BGMとしてドラムのソロ曲が多いんだけど、それがまたすごくカッコいい。劇場の狭い通路をかっこいいドラムの音にあわせて進んでいくシーンとかホントに没入させてくれる感じ。

エドワード・ノートンもすごくいいですね。マイケル・キートンよりもエドワード・ノートンの病的な感じが好きだったなぁ。

あと、ハングオーバーのアランことザック・ガリフィアナキスも出てて、これ、全然知らなかったので驚きました。ハングオーバーは大好きで、アランのイメージそのままの先入観があったので、あんなに真面目な役もできるんだなと失礼ながら思いました。

ラストシーンだけ、ん〜、ってなったけど、でもすごく面白い映画でした。久々の星5つ。

2015/04/05

ジヌよさらば ~かむろば村へ~を見た

【チラシ付映画パンフレット】 『ジヌよさらば〜かむろば村へ〜』 監督:松尾スズキ.出演:松田龍平.阿部サダヲ.二階堂ふみ

松尾スズキと松田龍平が「恋の門」以来のタッグ。

松田龍平が、お金アレルギーになってしまって福島の田舎に移り住んできた銀行員を演じてます。もうこのシチュエーションと松尾スズキ監督というだけで見てきたわけですけど、「恋の門」や「クワイエットルームへようこそ」のようなくどさもそんなになく、見やすい映画でした。ただ、荒唐無稽な松尾スズキワールドは顕在なので好き嫌いは強い映画かなと思います。

なんだか見に来てる人の年齢層が妙に高かったのはなぜでしょうね?松尾スズキファンとも思えず。どのような層の人が見に来てたんでしょう。結構大笑いしていたので受けてたんでしょうけどね。

とぼけた感じの松たか子と、お腹に詰めものしすぎな阿部サダヲは必見。あと、片桐はいりのライダー姿もいいですね。もちろん、大人計画の濃い面々はたくさん出てますよ。

2015/04/04

イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密 を見た

ポスター A4 パターンB イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密 光沢プリント

アラン・チューリングのお話です。コンピュータ・サイエンスを先行した人なら大抵知っているんじゃないですかね。私もその一人。チューリングマシンって有名ですからね。ただ、こんな話が裏にあったというのは全然知りませんでした。

しかし、この映画を見て、アラン・チューリングってしみじみ変態だなぁと思いました。変態バンザイ。やっぱり天才はこうじゃないとね。w

話は、アラン・チューリングがドイツ軍の暗号を解くまでの話なんですけど、こういう話があった自体も全然知らなかったですし、第2次大戦中のヨーロッパの話ってあんまり知らなかったので、アメリカからの物資を輸送する船が沈没して食べ物に困ってたとか、そんな話を聞いてびっくりしましたね。

まぁ、とにかく面白かったです。コンピュータに興味ある人はもちろん、変人好きにはたまらない映画ですよ。

Freedom Tower: No Wave Dance Party 2015 / The Jon Spencer Blues Explosion

Freedom Tower: No Wave Dance Party 2015

ジョンスペですよ。買いましたよ。新しいの。
アルバムのレビューは久々だなぁと思って見返して見ると、前回書いたのはやはりジョンスペでした。Meat&Boneのとき。たまには書かないとなぁ。^^;

ジョンスペって自分の中ではすごく大きな存在。初めて聴いたのは、バンドのOrange 9mmと間違ってOrangeを買ってしまったからという話は私の中ではあまりにも有名。w その後、嫁と出会ったのもジョンスペのおかげだし、娘のミドルネームwをつけてくれたのもジョンスペなのですよ。私の私生活にまでどっぷりと干渉してくるバンドは他にはいないでしょう。w

そんなジョンスペの最新作です。New Yorkです。No Waveです。ジョンスペ流のダンスミュージックだそうです。もう安心して聴けますね。

ジョンスペの曲って何がいいのかなぁって思いながら聴いてたんですけど、一番大きいと思うのが音がスカスカってことなんですよね。って、こう書くとチープに聞こえちゃうんですけどね、音の空間というか、間というか、とにかく隙があるんですよね。いまどきの音楽って隙がない。悪いとは思わないし、そういうのも好きなんですけど、ジョンスペの場合、隙を埋めないんですよ。空間がある。そこに余裕を感じるし、自信を感じる。ジョンのボーカルとシンプルなツインギター、ラッセルの小さなドラムセット。そもそも要素が少ないのに、それでこれでもかと音をかぶせてくるわけじゃなくて、それぞれの音がきちんと聞こえてアピールしてくるんですよ。そのバランスが絶妙で、なので、音と音の間にスペースがあるにも関わらず疾走感がある。特にライブ見たことある人はわかると思うんですけど、息をつく暇もないくらい勢いがある。

って、久々にガッツリ書いちゃいましたけど、そんなジョンスペの良さが今作ではすごく出てると思います。「四十にして惑わず、五十にして天命を知る」もう迷いがなくなって、自分がやるべきことをやってるような、そんな気がしますね。

サマソニでの2年ぶりの来日が楽しみですね。

2015/04/02

シェフ 三ツ星フードトラック始めましたを見た

Chef 北米版 [DVD][Import]

モダン・ファミリーのお色気母ちゃんことソフィア・ベルガラが出てるロードムービーということで見てみましたよ。もう1ヶ月位経っちゃいましたけど。

LAの一流レストランのシェフが口うるさい保守的なオーナーと揉めてやめてしまい、フロリダで最高のサンドイッチに出会ってフードトラックでLAまで返ってくるお話。

思ったよりロードムービー感は少なく、途中の景色はニューオーリンズ、オースチンくらい。あとはLAとフロリダがほとんどですね。ただ、肝心のフロリダ部分で寝てしまって一番いいところ見逃してしまったみたい。。。

序盤の主役のシェフが揉めて店をやめるまでのくだりは、Twitterの宣伝かと思うくらいのTwitter推し。もともとシェフはTwitterやってなくて、ちょっとやってみたら炎上してしまったというなんともいまどきな展開はかなり笑えます。

その後もTwitterでの宣伝担当の息子がいろいろ頑張っちゃうところはいまどきでいいですね。

肝心のソフィア母ちゃんはシェフの嫁なんですけど、実はそんなに出てこない。ちょっと期待はずれ。それよりあんまり期待してなかったスカーレット・ヨハンソンがいい感じ。

ビデオになったらもう一度肝心なシーンをしっかり見たいです。

2015/03/30

アメリカン・スナイパーを見た【少しネタバレ】

映画 アメリカン スナイパー ポスター 42x30cm ブラッドリー クーパー American Sniper 【並行輸入品】

ちょっと前ですけどね、アメリカン・スナイパーを見てきました。米海軍のSEALsに在籍した伝説のスナイパー、クリス・カイルの実話です。

クリス・カイルを演じるのはブラッドリー・クーパー。この役のためにだいぶ体重を増やしたそうな。確かにかなり筋肉もついてがっちり。

映画の中ではそんな彼の葛藤などを描いているわけですけど、その象徴的なシーンが女性と子供が歩いてくるシーン。彼は何かあった時のためにずっと狙いをつけてるんですけど、武器を出して撃ってくればこちらも撃たなければならない。それをしたくないので、祈るのですね。何もするなと。

全般的に当たり前ですが米軍目線です。上で書いたような葛藤は描かれているものの、やっぱりヤツラが悪いから撃たなければならないというメッセージをヒシヒシと感じました。戦争なんてどっちもどっちな所も多いわけで。特に最後の国葬みたいなのはね、やっぱり見ててなんだかモヤモヤしました。ただ、そのラストシーン、無音だったのは良い演出でしたね。

あと、個人的にはクリス・カイルよりもイラク側スナイパーであるムスタファの孤高な感じのほうが好きですねー。なんとなく。エンタメ的にはね。このムスタファにも家庭があって〜ってところを少しだけ描いていたらしいのですが、残念ながらその一瞬だけどうも寝てしまったようで、個人的に一番いいところを見逃したなと後悔。。。。

2015/03/29

ウルフギャングに行ってきた


今日は息子の合格祝いに便乗してウルフギャング・ステーキハウスに行ってきました。最初にオープンした六本木店ではなく、丸の内店の方。1ヶ月前に予約したんですけど、やっぱり土日の夜はいい時間がとれなかったのでお昼に予約してました。

このウルフギャングというのは、以前ニューヨークで行ったPeter Lugerというステーキハウスにいたシェフが始めたお店らしく、アメリカでは結構有名らしいですね。ドラマ「Las Vegas」でもウルフギャングの名前は出てきてました。



Tボーンステーキがガッツリ出てくる辺り、Peter Lugarと同じような感じですね。我が家は4人でFor fourという4人前のやつをオーダーしました。他にはウルフギャングサラダとマッシュポテトとクリームスピナッチ。特にクリームスピナッチはたぶんPeter Lugarに行った時に食べたのと同じだと思うんですが、美味しかったのでぜひまた食べてみたかったんですね。



量は4人でちょうどよかったです。For fourで1.1kgくらいらしいです。一人あたり270gずつくらい。ガッツリ食べようと朝食も控えめにしていったのでちょっと物足りないくらいでした。

予約の時に合格祝いと書いておいたのでこんなデザートサンデーがプレゼント。誕生日だとハッピーバースデーも歌ってくれますよ。息子は恥ずかしいと言ってましたが、合格祝いなのでさすがに歌はなしでした。これにチーズケーキとティラミスをデザートに頼んだら結果的にかなりお腹いっぱいになりました。




帰りには渋谷のパルコでやってたKirimiちゃん展によって帰りました。こちらは娘のリクエスト。肉の後は魚ですわ。w



2015/02/01

ビッグ・アイズを見た【ちょっとネタバレ有】

Big Eyes: The Screenplay

ビッグ・アイズっていう映画を見てきました。奥さんが書いた絵を自分の絵だと偽って世に出していた画家の話ですね。実話です。

去年の今頃でしたね、佐村河内のゴーストライター騒ぎ。まさにあの世界でした。現実は小説より奇なり。

最後の最後は奥さんが裁判で勝つので見ていて楽しかったですね。王道のストーリーなんですけど、この旦那がすごく嫌なやつですねー。役者のクリストフ・ヴァルツはうまいですねぇ。こういう嫌なやつの役ができる役者っていいなって思います。

あと、すごいなぁって思ったのはあの大きなお目目の絵にそっくりな子役をよく見つけてきたなってところ。よく似てます。小さいころも、大きくなってからもね。どちらもそっくりで、この映画の良さを引き出してると思います。

ゴシップ記者役のダニー・ヒューストンはアメホラ魔女編の斧男。あの顔、どこかで見たなぁと思ってたんだけどそうだったんですね。忘れられないはずだ。強烈な役でしたからね。

そして、あのライバル画廊のジェイソン・シュワルツマンって、なんとファントム・プラネットのドラマーだったんですね。The OCの主題歌「California」の作曲は彼みたいですね。これにはビックリ。

やっぱり正義は勝つ。そんな映画を見たい人にはピッタリですよ。

2015/01/18

シュガー・ラッシュを見た

シュガー・ラッシュ ブルーレイ(2枚組/デジタルコピー付き) [Blu-ray]

あ、もう1本見てた。ディズニー・アニメのシュガー・ラッシュですね。これは子どもたちと一緒に見た1本。最近のディズニー・アニメは面白いですね。

ゲームの世界のお話です。悪役のラルフが悪役ばかりやってるのが嫌になってひょんなことからシュガー・ラッシュという原宿カワイイキャピキャピスイーツなサーキットレースゲームに迷い込んで・・・というお話です。

これ、ディズニーなんですけど、パックマンが出てきたりその他もいろいろなゲームが出てきたりでそのあたりを見るのも面白いですね。個人的にはちらっとDIG DUGが出てきてたのが懐かしかった。

コンセントの中を通って他のゲームの中に入っていくのとかもユニークで面白かったです。

人生はノー・リターン 〜僕とオカン、涙の3000マイル〜を見た

人生はノー・リターン ~僕とオカン、涙の3000マイル~ [DVD]

最後はこれ。セス・ローゲンが出てるので見てみたというのもあるんですけど、バーバラ・ストライサンドっていう人をよく知らなくて見てみたかったんですね。サウスパークではメカゴジラにされてしまい、gleeではレイチェルのあこがれの人となってるのでどういう人なのかと。

物語は、セス・ローゲンがニュージャージーに住むバーバラ・ストライサンドが扮するオカンと一緒にアメリカ大陸を横断するというもの。まぁ、オカンってのはどこの国でもお節介でめんどくさいよねっていうロードムービーです。

まぁ、でも、最後はね、オカンのお節介もたまにはいい方に転びまっせという話でもあるんですけどね。これ見て親は大切にせなあかんなぁと思ったわけですね。

40を超えて子供も大きくなってくると、この手の映画って、子供の目線と親の目線の両方から見てしまうのでいろいろ複雑な心境になりますね。

俺たちニュースキャスター 史上最低!?の視聴率バトル in ニューヨークを見た

俺たちニュースキャスター 史上最低!?の視聴率バトルinニューヨーク [Blu-ray]

続いてまたまたウィル・ファレルの「俺たちニュースキャスター」の第2弾。今度はサンディエゴからニューヨークに舞台を移してます。

こっちの方が「俺たちスーパーポリティシャン」より面白かったですね。第2弾だけあって安定のくだらなさ。もうウィル・ファレルの本領発揮。

でも、この手のコメディって、どこかほろっとくるいい話になるんですよね。そこがまたアメリカのコメディのいいところかもしれません。ただただ、くだらなさは果てしなく。最後の各局のキャスター軍団が現れるところなんて、なくても全然いいわけで、だけど、それがクライマックスになって面白いところが素敵すぎる。w