2012/01/29

1日目(3) Cedar Breaks National Monument

ザイオン国立公園(Zion National Park)をあとにしたのはお昼前。ここから最終目的地のブライスキャニオン国立公園(Bryce Canyon National Park)までは100マイル弱。時間にして2時間はかからない。なのでダメもとでUS-89からUT-14へ入りシーダーブレイクス国立公園(Cedar Breaks National Monument)へ行ってみることにした。途中で無理だと思えば引き返せばよしと。

ザイオンを抜けてUS-89との分岐マウントカーメルジャンクション(Mt Carmel Junction)まで来ると雪はほとんど降ってない。ここのギフトショップでちょっとトイレ休憩。

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US-89から北へ。20マイルほど行ったオールトン(Alton)という街のあたりでUT-14へ入る。最初は順調でよかったけど、途中からだんだんと路面に雪が。2009年にタオス・プエブロ(Taos Pueblo)からのモニュメントバレー(Monument Valley)への途中での山越えほどは積もってないし、雪も降っていない。15年ほど前にはボストンで雪道をさんざん経験した私はドキドキしながらもまぁいけるかなと突き進む。山口生まれで小倉での生活が長いうちの両親にはとっても不安らしく、まぁ、こっちの方が雪道は慣れてるからって何度も言うんだけど、やっぱり親だね、心配でならないらしい。

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UT-14を15マイルほど西に行った所で左に見えてきたのがナバホレイク(Navajo Lake)。ずっと雪道しかなかったのでちょっと目の保養。雪景色にとっても映えててキレイでした。

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さらに5マイルほど行くといよいよシーダーブレイクスへのUT-148への分岐地点。やっぱり直進方向は閉鎖。でっかい除雪車もいたりしてもうこのあたりは完全に真っ白。道はまだアスファルトが見えているところもあるので走れそうなので、ここまで来たし、あと5マイル弱。頑張ってみる。

しかし、こいこから更に登ることになる。当たり前のようにどんどん雪は深くなってきて、路面も一面雪に覆われるかなぁと思っている所で目的のPoint Supremeについた。絶景ポイントとでも訳せばいいのか。そのまんま。駐車場も雪が深く、誰も来た形跡はないけど、とりあえずズブズブいいながら深い雪の中に車を止めた。

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外の気温は華氏10度。摂氏でマイナス12度。寒い・・・・・標高は10350フィート。3154メートル。寒いわけだ。

両親は寒いからと向こうに見えるビューポイントに行くのを躊躇するが、ここまで来て行かないなんてありえないし。。。で、無理やり連れていった。

そして絶景。

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たしかにブライスキャニオンに比べると規模も小さくて、わざわざ行くほどのところじゃないかもしれないけど、でも、この雪とのコラボレーションはブライスキャニオンよりも標高が高いだけあって、もっとキレイかも。雪のピークシーズンにブライスキャニオンに行ったことがあるわけではないけど、雪景色はこっちの方が上かなとも思いました。苦労していった甲斐はあった。

そして、キャニオン側以外の樹氷もとってもキレイ。だけど、一刻としてじっとしていられないほど寒い。そりゃそうだ。ラスベガス、ザイオンとそれほど寒くないところからそのまま車で移動していたので、フリースの上にダウンベストしか着ていない状態でビューポイントまで行ってしまったから。ほんのちょっとだけだと思っただけに。手袋も運転用に指先開いてるやつだし。防寒着はしっかり着こみましょう。

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そんな状態なので10分ほどで車に戻り、さらに先に進むにはちょっと厳しそうなので来た道をそのまま戻ってこの日の目的地ブライスキャニオンに向かうことにしました。

 

シーダーブレイクス国立公園
http://www.nps.gov/cebr/index.htm


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2012/01/28

1日目(2) Zion National Park

ラスベガスを出てから4時間ちょっと。ザイオン国立公園(Zion National Park)についたのは11時前くらい。途中パラパラと降ってた雨も、公園ゲートのあたりで雪になるかと思われたんですが、ザイオンキャニオンシーニックドライブ(Zion Canyon Scenic Drive)に入るとほとんどやんでしまいました。

今回はブライスキャニオンへの通り道ということであまり時間もないので、シーニックドライブを一番奥のテンプルオブシナワヴァ(Temple of Sinawava)までずっとドライブ。でも、すごく紅葉が綺麗で、前回来た初春とは全く違う景色に感動。両親もすごく喜んでいました。

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この時期、オフシーズンのザイオンはシーニックドライブに自分の車で入れるので便利といえば便利。ただ、やっぱりオンシーズンの暖かい時期にナローズ(The Narrows)を少しでも歩いてみるのがいいんでしょうね。今回は時間がないため、エメラルドプールもナローズの入り口までも行かずにドライブのみだったですが、ホント綺麗な紅葉で来てよかったなぁとあらためて思いました。

シーニックドライブを行って帰って、今度はまたUT-9を東へ。今度は絶壁をスイッチバックで登り切る頃にはまただんだん雲行きが怪しくなり、雪も結構降ってきました。長ーいトンネルを抜けたその先では結構な横殴りの雪。積もってはいないもののこの先が思いやられる天候です。

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ザイオン国立公園
http://www.nps.gov/zion/index.htm


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1日目(1) From Las Vegas

さて、いよいよスタート。初日の予定はラスベガス(Las Vegas)からブライスキャニオン国立公園(Bryce Canyon National Park)まで。

2011/11/05 ルート

前回友人といったときにはブライスキャニオンからラスベガスへザイオン国立公園(Zion National Park)経由で戻ってんだけど、今度は逆向き。同じザイオン経由もつまらないなぁと思っていろいろ見てたら、シダーブレークス国定公園(Cedar Breaks National Monument)というのがブライスキャニオンができる途中までのようなところだということだったので、時間が許せば立ち寄ってみようと考えていた。

ルートとしてはラスベガスからI-15を北上、シーダーシティ(Cedar City)からUT-14、UT-148でシーダーブレイクス国立公園に寄り、そのまま北上してUT-143経由でUS-89に出てブライスキャニオンに出るのがいいかななんて思ってた。景色もよさそうだ。

ただ、時期が悪かった。シーダーブレイクス国立公園は標高が高いので10月後半くらいにはクローズしてしまう。それでも雪がないうちは園内の道路などは通行できるということだったのでなんとか間に合うかなと思ってたんだけど、直前に大雪が降ってしまい、なんと早めにクローズ。しかも、シーダーシティからUT-148分岐までのUT-14が土砂崩れで通行できないとの情報。

前日ラスベガスでもギリギリまで情報を見てたんだけど、やっぱり通行止めは解除されていないらしかったので、諦めて前回の逆ルート、I-15からUT-9経由でザイオンに立ち寄り、US-89からブライスキャニオンに向かうことにした。時間的には余裕があるので、もしかしたら逆方向からシーダーブレイクスにも寄れるかもしれない。ザイオンはキレイなところだし両親も喜ぶだろうということで。

さらにもう一つ不安要素。ちょうど渡米した頃、激しい嵐がユタ州近辺を直撃との天気予報が続いていた。マジ勘弁。。。。下手するとブライスキャニオンに行けないかもしれないので初日からルート変更かななんても思ってた。結果的には無事だったんだけど。

というわけで、いろいろと不安な要素満載でのラスベガス出発。この日はしかもネバダのPDTからユタのMDTへと移動するため1時間少なくなる。なので5時起床。幸い、前日やはり疲れていたためよく眠れたので時差ボケも少なく無事逆に予定より早く起きることができた。

前置きが長くなったけど、6時前にはラスベガスを出発、まずは市内のWalgreensで買い出し。

5年前に一人旅したときに学習してからはずっと続けてるんだけど、とにかくまずはミネラルウォーターをまとめ買い。24本とか30本くらいで安い時は4~5ドルで買えたりするので必ず買っておく。ドライブ長いと喉が渇く。まぁお店もあるにはあるけど、寄るのも面倒な時も多いので、車に積んであると安心。ガロンとかのもあるんだけど、500ml程度のボトルが取り回しもよくて便利。ということで、ここのところ、レンタカーで旅行するときはかならず買うようにしている。

それから朝ご飯。これも最近覚えたんだけど、アメリカのスーパーってサラダをよく売ってて、サラダだけじゃなくてチキンとか乗ってる。これが野菜も食べることができるし、タンパク質も取れるしで、あとパンでもかじってたら十分な栄養。サラダ、決して安くはないけど数ドルでお腹いっぱい。悪くないです。あと、ラップサンドなんかも野菜たっぷり入ってたりでいいですね。両親にはカリフォルニアロールのような太巻き寿司。日本食大好きな親父には大好評でした。決して日本の巻きずしではなく、アメリカ料理だと思えばとってもおいしいアメリカロール。私もアメリカに行くと結構食べてます。

そんな買い出しを終えたらようやく旅の開始。I-15をひたすら北へ。少し行くと綺麗なサンライズ。アメリカの旅行はサンライズとサンセットを見に行くと言っても過言ではないですね。

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そしてネバダを抜け、アリゾナへ。アリゾナは一瞬横切るだけなんだけど、このちょっと横切るアリゾナのところって、実は大好き。3回目くらいかなぁ。リトルフィールド(Littlefield)を超えて切り立った壁の中に車で突っ込んでいく感じで、谷間のワインディングロードを突っ切って行きます。

おそらくラスベガスから入って、こっち方面から車でグランドサークルに入っていく人は、まずアメリカの大自然を最初に感じるところではないかと。そのくらい好きな景色です。あとから考えると、圧倒的な景色がまだまだ待ってるんですけどね。

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そしてユタに入り、セントジョージ(St. George)を過ぎたところでUT-9へ入り、ザイオンに近づいた頃には、雨が少しポツポツとしていました。

次回からようやく旅の本番です。^^



2012/01/27

0日目 Las Vegas到着

今回は羽田からの出発。

両親が北九州市からなので、成田への移動だと待ち合わせとか時間に余裕見たりとか色々大変。なおかつ、羽田だとその日は仕事終わってから出発できるので、1日早く出発できて時間も効率的。しかも、夕飯を羽田で一緒に食べれば子供たちもおじいちゃんおばあちゃんに会えるということで、1万円ほど高くなったけど羽田発のデルタ便にしました。

まぁリムジンバスやNEXでの交通費考えると実際はそんなに変わんないんですけどね。それよりも一番大きいのは、時差ボケが少ないこと。夜出て夜着くのでよく眠れる。次の朝はそのまま起きるので、過去数回出張で使ってるけど、必ずといっていいほど時差ボケが最小限ですんでいる。これは、今回ほぼ私一人で運転することを考えると大きいんです。

てなわけで、両親は北九州からスターフライヤーに乗って羽田へ、私は夜に合流、そのまま深夜発のデルタ航空でLA経由ラスベガスまでひとっ飛びしたわけですね。デルタの羽田→LA便は初めてだったんですけど、まぁ時期的にも良かったのかとっても空いてて、私は隣もいないのでゆったり寝ることができました。

LAには時間通り18時半くらいに着きました。LAのデルタって初めてかも。いや違う?けど、なんだか入国審査がやたら小さく感じました。いつもはInternationalターミナルだからかな。そこからラスベガスまでトランジットでもうひとっとび。こちらの便のLA発が30分ほど遅れてラスベガスに着いたのは10時半くらいでした。

そこからレンタカー借りて~って思っておったわけですね。レンタカーも最近は出張も多いし、ハーツのゴールド会員になって長い列に並ばずに楽ちんと思っていたわけです。ですが、なんと、ゴールドカウンターは11時までなのかクローーーズ!ということでとぼとぼ一般カウンターに戻って手続き。ホントなら名前が書いてあって車に乗るだけだったりもするんですけどね。今回は両親も運転してみたいということで追加ドライバーの手続きが必要だったのでどうしてもカウンターにいかなきゃいけなかったので。それでもNo1クラブ用のレーンですぐ手続きもできて、久々のラスベガス市内へ。

この日の宿はとにかく夜遅くついて、翌朝は6時には出たかったので超お得なモーテル、American Best Value Inn & Suites。MGMグランドのあるNew Four Cornersを東に入ってちょっと、Hooters Hotelのすぐとなりです。これが3人で3000円ちょっと。安い。広さは写真の通り、まぁアメリカのモーテルにしてもかなり狭い感じ。ただ、一晩ちょっと仮眠程度に寝るだけですからね。うちの親は十分だといってました。w

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というわけで初日というか、日本発が11/5でラスベガス着が11/4夜。移動したけど時間は経ってないという状態で0日目でした。

Americas Best Value Inn icon

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2012/01/26

グランドサークルに行ってきました

さて、もう結構経ったんですが、去年の11月に両親を連れてグランドサークルに行ってきました。その前の友人といった時のも、その前の前の家族といった時のもブログは中途半端で終わってるんですが、また性懲りもなく書こうかと思います。ハワイは最後まで書けたし、きっと今度こそ。^^;

今回の旅行は数年前から両親に、死ぬ前に一度はグランドキャニオンを見たい、連れていって欲しい、と言われてて、それを実現したもの。両親は私がよくあのあたりに旅行しているのも知っているので、いろいろ案内して欲しいと思ったようだ。しばらく予定が合わなかったのもあって、ツアーで行こうともしていたみたいだけど、その値段出すならもっといい経験させてやる!と意気込んで連れていったものだ。

両親とも、アメリカの経験は私がボストン在住時代に遊びに来た1度だけ。ホントはLAも含めて連れていってあげようとも思ったけど、都会とか買い物とかには全く興味ない二人なのでがっつりグランドサークル三昧(と言ってもエリア的にも見所的にも半分くらいだけど)+ラスベガスってことにしておいた。

下の画像が全ルート。ラスベガスから入って、ザイオン国立公園、シーダーブレイクス国定公園、ブライスキャニオン国立公園、ホースシューベンド、アンテロープキャニオン、モニュメントバレー、メキシカンハット、グースネック州立公園、モキダグウェイ、バレーオブゴッド、キャニオンデシェイ国定公園、化石の森国立公園、セドナ、グランドキャニオン国立公園、セリグマン、フーバーダム、そしてまたラスベガス。

11/4から11/12までの7泊9日、全行程2626km、最高地点はシーダーブレイクスの3168m、最低地点はラスベガス付近の464m。この日程にしてはかなり盛りだくさん。ここ5年くらいのうちに何度過去のエリアへの旅行はしてるけど、その中でも1,2を争うかなり充実した内容でした。ぜひぜひ興味のある方は参考にして下さいませ。

2011年アメリカ旅行全ルート

最後に休暇をくれたとっても理解ある会社と、親孝行させてくれた家族にはとても感謝しています。m(_ _)m



2012/01/23

死ぬまでに一度は読んでおきたい 聖書入門

 

映画「宇宙人ポール」を見たあとネットでいろいろ見てたらどうも新約聖書のパロディも入ってるって話で、そういえば聖書って読んだことないし、どんな話だかほとんどしらんなぁと思ったので急に読んでみたくなった。

しかし、本屋に行って聖書の翻訳を見たとたん、あまりの細かい字に老眼に悪いと思ったので、もっと分かりやすそうなずばり「入門」ってのがあったのでこれにした。

聖書には御存知の通り、「旧約」と「新約」ってのがあって、イエス誕生までが旧約、イエス以降が新約ってことらしい。で、この本はどっちも入っててお得そうだったのでこれにしてみた。

実際読んでみると、面白い。冒頭で、読み物としてとても面白いと書いてあったがそのとおり。もともと学生時代に世界史もとってないし、その辺、まったく疎いんだけど、知らないことがてんこ盛り。ユダヤ教とキリスト教とイスラム教がどういうわけでいがみ合ってるとか、そういうのもよくわかった気がする。というか、聖書書いた人が明らかに仲が悪くなるように仕向けてるんじゃないか????なんて思ってしまう。

それ以上に面白かったのが、出てくる登場人物のアナーキーさ、神様さえもね。男色だったり人殺しだったり、なんだか気が短い人多いし。スティーブ・ジョブズの伝記もとっても面白かったが、こちらも負けず劣らず面白かった。ただ、ポールがどのあたりがどう聖書のパロディなのかはわかったようなわかんなかったような。もう少しディテールの書かれた本を読むべきかな。

ちなみに私は無宗教です。



2012/01/22

スティーブ・ジョブズ

 

去年からずーっと読んでてなかなか読み終わらなかったスティーブ・ジョブズの伝記をようやく読み終わった。Ⅰ、Ⅱあわせて900ページ弱。長かった。

まぁ、いまさらだけど、物語としてとても面白いです。よくできたドラマ。波乱万丈。強烈なキャラクター。

高いとか、どうのこうのと言ってる声はよく聞きましたが、そんなことより読んでみるのをお勧めしますよ。長いので大変ですが。

最後の本人が綴った言葉はとてもいいですね。

これ読んだので、久々に録画してある「ジョブズとゲイツ」(このタイトル、今はあまり使われてないみたいだけど)を見ようと思います。昔見た時よりもっと楽しいはず。