2009/02/28

個性的な没個性

個性個性個性。ああ、いろんな個性があるもんですね。

こんな記事を見つけた。

http://d.hatena.ne.jp/p_shirokuma/20090226/p1

個性の話をこんだけ熱く語れることがうらやましい。

そして、個性といえば、マーチダさんがよくエッセイで書いているのを思い出す。つまりはみんながみんな個性的であろうと同じ方向を目指して雑誌やメディアでせっせせっせと流行を個性を追い求めた結果、同じような個性的な個性が世間に溢れ、あれよあれよと個性的でなくなっていく。そんな状況を皮肉った(と思ってます、私は)言葉ですな。あ、うろ覚えなので、正確に「個性的な没個性」だったかどうかはわかりません。マーチダさん(=町田康さん)の本を読んでください。

上の記事にはトラックバックも結構ついてて、いくつか読んでみたが批判的なものが多いみたい。まぁ、だいたいは個性と仕事とか社会とかそういうものの勝ち組負け組と結びつけてるのが気に食わんってことみたい。正しい。じゃないかな。だと思う。。。(だんだん弱気。。。)

個性って結局、作るものじゃないんだよ、売り込むもんじゃないんだよという意見が多かったような気がするけど、まったくその通りだと思うし、自分は個性的でありたいってことを意識しすぎるってのが結局自意識過剰で他人の目しか気にしてない没個性な人なんではないかなと思ったりします。個性的な人って、意外に個性的な(人と変わった)自分に嫌気がさしてたりして、でも、そこで開き直ることで個性的になっていく人が多いんじゃないかな。そして大人になるという。

前にもブログで書いたかもしれないけど、ホントに変わってる個性的な人と、個性的を装っている人って、なんとなく肌で感じるものだと思う。そして、ホントの個性的な人ってのはなんつーか、言葉じゃなくてにじみ出てる。個性的を装っている人はすぐに化けの皮が剥がれる。そんなものでないかな。

そして、必要以上に個性的であることを意識するのってやっぱりなんかかっこ悪い。子供のころはそこを通ってこなきゃいけないけど、大人になってもそんなこと言ってるってのはなんかクールでないっすな。



2009/02/24

サマソニ2009!!!

サマソニ2009の第1弾が発表になりましたね!

Flaming Lipsを筆頭に、Mercury Rev、Sonic Youth、The Vaselines、Nine Inch Nailsなどなどなど。さすが10周年。これだけでかなりおなかいっぱいな感じもします。メンツ的にはフジロック感あふれているような気もしますね。3日間行きたいなぁ~。



2009/02/23

チェ 39歳 別れの手紙

20090116164405

ようやく見てきました。チェのパート2。この前の週末から上映してるところがかなり限られてて。。大変でした。

さてさて、パート1のキューバ革命編を見てから、いくつかチェ本を読み漁っているところです。そのうちブログにも書こうとは思ってますが、28歳の時よりは予備知識があっただけに、なんとなく話の筋が読めました。が、やっぱり淡々と進んでいくドキュメンタリー的な展開はしんどい人にはしんどいと思います。28歳は革命成功、39歳は革命失敗。しかも、ずーっとダメダメ感があふれてて…本当に救いのない展開です。

中でもちょっと触れられてましたが、実はチェはキューバ革命後、パート2のボリビアに行く前に、コンゴでもゲリラ戦を展開してるんですね。で、結局、そのコンゴ、今回のボリビアと革命に失敗してるんです。つまり、キューバ革命しか成功していないということ。その理由は映画の中でも語られてますが、やっぱり地元の盛り上がりの違いですね。結局国民性なのかもしれないけど、キューバの時は農民がみんな味方になった。コンゴもボリビアもなんとなく知らん顔。。。結局、その時の政府や軍ににらまれる方が効果が大きいというか。。。希望とかよりも現実を先に見ちゃうんですね。それもよくわかる。。。

だからこそ、やっぱりリーダーたるもの、周りを納得させるだけの話術なんかが備わってなきゃいけないんだろうなぁ。キューバ革命のときにはカストロがその役割を担ってたわけで。。。

というわけでディープな映画を見ちゃったわけですが、別に共産主義に流されたわけはないのであしからず。