2012/01/20

月光ノ仮面 / 板尾創路

 

先週、映画「月光ノ仮面」を見に行き、その足でこの本を買って読んでみた。

もともと12月に発売されてて、映画を見てから読んでも、読んでから映画を見ても、どちらでも楽しめる(まぁ、そういうよね)とのことだったんだけど、ネタバレもなんだかなぁと思ったので見てから読んでみた。もう一つ読んでみたかった理由は映画のテーマにもなっている「粗忽長屋」という落語を知らなかったんだけど、この巻末に載っていたこと。まぁ、ネットで探せばすぐに出てきたんだろうけどね。

で、読んでみたんだけど、読んでみて映画がより深く理解できた気がします。基本的には同じストーリーで、例えば別のエンディングがあったりとか、そういうのはないんだけど、映画では映像のみであまり説明のなかったサブストーリー的な部分とか、心理描写的な部分が細かく描写されていて、映画が二度美味しくなった感じ。さらにもう一度映画を観ると別の面白さがあるんだろうなと思った。まぁ、それはDVDが出てからということにしたいと思いますが。

映画だけではいまいちよくわからなかったところとか、まぁ、それは私の感性が鈍い所でもあるんだろうけど、そういうところがある人はぜひ読むといいと思います。なんとなく「粗忽長屋」との関連もわかったような気もするし。



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