西原理恵子の本が出てたので読んでみた。マンガじゃない。エッセーという感じかな。
いつも、「おかあさん、そんなにカネカネいわない!」って子供に言われてると何かの本で言っていた。SPAとかにたまに載ってるのを見てても確かにカネカネ言ってるなぁと思っていた。
この本を読んでよくわかった。とってもお金に苦労した人なんだと。
正直、笑えるところはほとんどないです。彼女の生い立ちから、今に至るまでのカネのお話。彼女のカネに対する考え。そんなのがつらつらと語られています。
自分もどちらかというと貧乏な家の出。雨漏りはするは、畳の下は腐って床が抜けそうだわ、そんな家に育った。ただ、母親がしっかりしていたので、人並みの生活はできていた。いや、中学生にしてパソコンを買ってもらったり、金を使ってもらうところはもらってた。この本に出てくる西原やその友達のような貧乏さを見ると、ぜんぜん貧乏じゃなかったと思う。実際、友達には6畳の家に5人くらい暮らしてたやつもいるし、自分も貧乏だとは思ってなかった。ただ、いわゆるサラリーマンの家庭に遊びに行くと、きれいな家に住んでたりしてうらやましかった思い出はあるよなぁ。
まぁ、そんな、彼女からするとぜんぜん貧乏じゃないかもしれないが、やっぱりカネにはちょっと困った暮らしをしてきた私にとっては、この本を読むとうなずくところがたくさんある。
ま、つまり、いい本だなぁと。素直に思った。
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