映画を見て、結局チェ・ゲバラがどんな人なのかとかがよく分からなかったので、本も読んでみた。
1冊目は「チェ・ゲバラ伝」。いろんなのがある中でこれを選んだのは、他にはあまり書かれていないコンゴでの話が載っているとあったからだ。かなりかたい文章なんで読むのに相当骨が折れたけど、ゲバラの幼少からキューバに行くまでの話など、映画にはない生い立ちの部分がいろいろ書いてあって、どんなふうにこの人が革命家になったのかってのがよくわかった。
また、キューバ革命の成功と、コンゴ&ボリビアでの失敗が何故に起こったのかがよくわかった気もする。前にも書いたけど、結局皆で盛り上がっていったキューバ革命と、ゲバラが一人がんばった(そしてある意味空回り)あとの二つでは環境が比較にならないんですな。そういうこと。結局、あとの二つって押し付けだったともいえるのかも。。
そして2冊目。ゲバラの二人目の奥さん、アレイダマルチが書いた本ですね。これは最近出た本のようです。奥さんから見たゲバラ。どんな感じなんだろうねと読んでみたけれど、正直面白くなかったなぁ。
まず、奥さんが、これは最初に本人も断ってるけど、文章がうまくない。うまくないだけならまだいいんだけど、ゲバラの知られざるエピソードをいろいろ書いてくれるだけならいいけど、「ゲバラと一緒にいたアタシって軽くサイコー」って感じで、どうもこうも自分の自慢話以上になってないんすな。。。。これが読んでてまずイライラします。その上、さらに翻訳が最悪。。。。いや、この本を訳した人って、外語大の、他にもキューバ革命やらゲバラの本も訳してるみたいなんすけど。。。。あからさまに直訳チックなところ多数。原文、どうなってるんだろ?って考えながら読んじゃうもんで、中身に集中できない。いままでこういう本で訳がどうのこうの考えたことがないだけに、相当ひどいんだなぁって思います。。。。なので、こちらはよほど奥さんに興味がない人にはお勧めできないかも。。。
というわけで、年初から続いたチェ・ゲバラブームはとりあえずこれでおしまい。と言いながらもボリビア日記とかちょっと読んでみたいなぁという気も。
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